実践志向

気付きから実践が始まる詩的な日常、あるいはその生き様

創作

じゃあね

違う 何が違うの? わからない は? 「違う」って言わないと 見つけてくれないよね 「違う」って言わないと 認知してくれないよね 「違う」って言わないと 立ち止まってくれないよね 「違う」って言わないと いまに戻ってこないよね それは違う その「違う」…

あくび様

強烈な眠気に誘われて あくび様が顔を出す 目を閉じなさい 考えずに感じなさい 涙を流しなさい あくび様の教えに 素直に従うわたしの身体 誤解してはならない あくび様はけっして怠け者ではない 感覚が開くのも 気付きがもたらされるのも いまを感じられるの…

Re: 意味のない話

「いかんせん洗濯物が多くて…ちょっと待ってて。片付け終わったらすぐに目を通すから。」 女性は電話を切り、三日分の洗濯物を処理してゆく。バスタオルを溜めすぎると干すときに困るのだと、過去に何度も気付いてきたはずなのに、今日もまたバスタオルは主…

私の好きな氷菓子

お題「私の好きなアイス」 氷菓子と出会ったのは三年前の晴れた午後。地面がカラカラに乾いていて、生きる希望を見失いかけていたときだった。 氷菓子「すいません…」 私「えっ?なんでしょうか」 氷菓子「わたしのこと…覚えてますか?」 想定外の質問に戸惑…

珈琲と角砂糖

お題「コーヒー」 喫茶店で飲んだ一杯の珈琲に、角砂糖を一つ入れ忘れた。 信号待ちをしているときに思い出した。 雨が降っている。まだ止む気配はない。 信号が青くなった。止まっていた時間がありありと動き出す。 「角砂糖に入れ忘れた珈琲ごとき、どうっ…