実践志向

言葉の感覚を大切に。「気付き」から「実践」が始まる詩的な日常。

奇跡

言葉はいつだって
過去か未来にしか向かない

『いま』の心を表現してみても
言葉にした段階で
過去と未来を重ね合わせたものになる

わたしにとっての『過去』が
あなたにとっての『いま』に

わたしにとっての『未来』が
あなたにとっての『いま』に

言葉にはそんな
時空を超える力がある

だから

詩でも
エッセイでも
小説でも
俳句でも

その辺の紙切れに書くような
メモであったとしても

あなたのことを常に意識して
言葉を紡ぐ必要がある

何度でも
何度でも
何度でも

意識して向き合って
勝手に判断して
勝手に一喜一憂して

そうこうしている間にも
時間だけは静かに
でも刻一刻と死へ向かう

誰も抗うことはできない
生と死の狭間の物語

奇跡のような営みがある

Time