実践志向

言葉の感覚を大切に。「気付き」から「実践」が始まる詩的な日常。

仏像との対話 #4 東京大仏

どうも。fugu029です。

2017年9月9日(土)。前々から気になってウズウズしていた、知る人ぞ知る「東京大仏」を見に行ってきました。

空間を楽しむ

東京都板橋区にある浄土宗のお寺。
赤塚山乗蓮寺。

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入口の横には閻魔様や奪衣婆など、地獄の門番が鎮座されていました。閻魔様に挨拶をしてから、本堂に向かう石段を上っていきます。

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楼門が出迎えてくれました。門を守護している阿形と吽形も迫力満点です。
門をくぐり抜けてふと右側を見てみると…

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いらっしゃいました。

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阿弥陀如来のようです。よく観察してみると両手の親指と人差し指をくっつけるような形で印を結んでいますね。この印相は、九品来迎印の一つ「上品上生」のように見えます。

九品来迎印(くほんらいごういん)とは

私たちの死後、阿弥陀如来は、勢至菩薩や観音菩薩、その他大勢の菩薩を引き連れて極楽浄土からお迎えに来てくださいます。ピンと来ない方は「阿弥陀来迎図」という題名の作品を見ると、わかりやすいかもしれません。

www.kyohaku.go.jp

極楽浄土から、阿弥陀如来を筆頭にたくさんの菩薩がお迎えに来る場面が描かれた作品です。学説的には正しくないかもしれませんが、阿弥陀如来がお迎えにくるときの感覚はこんな感じです。

上記のような来迎の場面で、阿弥陀如来はその人の生前の行いに応じて、その人に相応しい印相を結んで迎えます。この印相には、テレビで芸能人が格付けチェックされるような感覚で九種類のランクがあるのです。

ランクの高い方から順番に並べてみます。

  1. 上品上生
  2. 上品中生
  3. 上品下生
  4. 中品上生
  5. 中品中生
  6. 中品下生
  7. 下品上生
  8. 下品中生
  9. 下品下生

この九種類の印相があるので「九品来迎印」と呼ばれています*1。先ほど述べた「上品上生(じょうほんじょうしょう)」は、九種類ある印相の中で最も格の高い印相なので、お参りに来てくださった人々を最高に出迎えてくださっているということになりますね。

空間をさらに楽しむ

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正面からはよく見るけど、後ろ姿は盲点でしたよね。こうして後ろ姿を観察してみると、ふくよかで温かみのある背中が見て取れます。

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かわいらしい七福神もいらっしゃいました。小人みたいです。

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東京大仏の近所にあった赤塚植物園も散策してきました。自然が豊かすぎて、蚊に刺されまくりました笑

この体験を皆さんへ

この素敵な空間でのひとときを、たくさんの人々に体感していただきたいです。皆さんも、いまを堪能する「気付きの小旅行」に出かけてみませんか?

*1:ネットで「九品来迎印」を調べてみると、どのような印相なのかを詳しく解説したWebサイトがたくさん出てきます。関心のある方はぜひ!