実践志向

言葉の感覚を大切に。「気付き」から「実践」が始まる詩的な日常。

「所縁吉祥」と「諸縁吉祥」の違い

どうも。fugu029です。

今回は、「所縁吉祥」「諸縁吉祥」どちらも「しょえんきちじょう」と読みますが、漢字が一文字違うだけで、言葉の持つ感覚が変わってくることの面白さをお伝えします。

「所縁吉祥」「諸縁吉祥」に馴染みがないんだけど…な人へ

確かに、どちらも日常ではあまり聞かない言葉ですが、写経や写仏の世界になってくると、比較的使われているのです。

たとえば、写経の場合。
写経では、お釈迦様の教えが詰まった言葉(お経)を筆で写し取っていきます。
写し終わった後は、以下の3点を追記するのですが…

  1. 写経に込めた願い事:願文(がんもん)
  2. 写経した日付
  3. 写経した人の名前

上記の内の「願文」として、「所縁吉祥」「諸縁吉祥」を願う方がよくいるのです。

願文には、他にも以下の言葉があります。

  • 家内安全
  • 商売繁盛
  • 交通安全
  • 道中安全
  • 良縁成就
  • 心願成就
  • 除災招福

「所縁吉祥」と「諸縁吉祥」の違い

Connected

ここからが本題です。それぞれの言葉には、以下のような感覚の違いがあります。

所縁吉祥

いま繋がりのあるご縁に幸福がありますように。Privateなご縁に幸あれ。

諸縁吉祥

諸々のご縁に幸福がありますように。Publicなご縁に幸あれ。

言葉の感覚が伝わったでしょうか。

ちなみに私は、「所縁吉祥」を願うことが多いです。「諸縁吉祥」を願えるくらい、器の大きな人間になりたいものです。

それではまた。